環境鮮麗学
令和7年度白糠町植樹祭
5月16日(金)乳吞町有林において令和7年度白糠町植樹祭が行われ、1年生が参加しました。昨年度から「環境鮮麗学」の授業の一環として参加していますが、当日は好天に恵まれ、生徒は自然の中で楽しみながら学習している様子でした。また、参加した他の団体の皆さんと挨拶をしたりコミュニケーションを取ったりしながら植樹する姿は大変素晴らしかったです。
今回の植樹祭に参加し、植樹が未来の資源継承につながる事も学びましたし、生徒は自分たちで植えた木が成長していくことを楽しみにしていました。
環境鮮麗学Ⅰ(1学年)シリーズ3「再生エネルギー」
・「日射量を測ろう!」では、スタウトパウチと発泡スチロールで、日射計を作りました。太陽光でお湯はできるのか。カップラーメンができるぐらいのお湯を沸かすことができるのか? さあ、実験です。
・令和6年5月24日(金)5、6校時の環境鮮麗学Ⅰの授業では、学校法人ジオパワー学園 掘削技術専門学校の講演が行われました。地熱発電の長所と短所、利用の仕方などを学びました。
令和6年度 環境鮮麗学Ⅰ(1学年)シリーズ5「第1次産業:林業」
※シリーズ5「白糠町の第1次産業」を先んじて
令和6年5月24日(金)1~3校時の環境鮮麗学Ⅰの授業において、白糠町の植樹祭に、1学年22名が参加し実際に植樹を行いました。雨が降るなか、ササの根で穴を掘るのも大変でしたが、町民の皆さんに教えてもらいながら、植樹ができました。20年後には立派なトドマツに成長し、白糠の山を緑で覆うことでしょう。地球温暖化対策の地道な活動を知る機会となりました。
令和6年度 環境鮮麗学Ⅰ(1学年)シリーズ1~2
令和6年度環境鮮麗学が始まりました。今年度は1学年と2学年において開講されます。
●環境鮮麗学Ⅰシリーズ1は「オリエンテーション」
初めて聞く新しい科目について、目的や評価方法についてシラバスを用いて教科担任から説明を受けました。
●環境鮮麗学Ⅰシリーズ2は「環境鮮麗学概論」
(1)環境問題とカール・マルクス
ホッキョクグマの餓えや森林火災でコアラが大やけどをした実際の映像を見て、地球上で起きている環境問題を身近の問題に捉えるきっかけになりました。またドイツ人経済学者 カール・マルクスの「資本論」から、経済発展と環境汚染の関係について学びました。
(2)白糠町の環境の取り組み
北海道白糠町環境危機提言紙「3Cしらぬか」や「白糠町地球温暖化防止実行計画」などを参照し、白糠町の環境の取り組みについて学びました。
環境鮮麗学 第7回「プラスチック・プラネット その2」
夏の大潮。海岸で初のフィールドワークに挑戦!満潮の波が置いていったゴミを20名で回収しました。もちろん目的は清掃だけでなく環境調査!1ヘクタールで1時間に回収したゴミはなんと150㎏以上❢ さて、イチバン多かったモノとは?
海岸に散らかるゴミはいったいどこから来るのか、どうすればその量を減らすことができるのか、生徒たちが自分で調べ、考え、行動する訓練の第一歩となるフィールドワークの日が来ました。授業枠2回分を使い、6チームに分かれて潮の引いた海へ。およそ1ヘクタールの対象エリアから1時間でゴミを回収し(動植物や海藻の亡骸は除く)、プラスチックやアルミ缶などがどれくらい含まれているかを調べます。このチャプターで生徒がチャレンジするのは、ゴミがどうやって海岸まで運ばれてきたかを、データに基づいて考察すること。もちろん、その先には「海岸から漂着ゴミを減らすためには何をすればよいか」という厄介な問いが控えているのですが、まあ、それはおいおいということで。
かっこつけて語っても結局はゴミ拾い。生徒のテンション低いんだろなー・・・と思っていたら、バスの中は想定外の遠足気分。生徒にとって「外で何かする」こと自体がワクワク体験のようです。ビーチに出ても皆さんやる気満々。失速する生徒は一人もおらず、砂の中に潜り込んでびくともしないロープと格闘し、チーム一丸でひっこぬいてました。結局、1時間で回収したゴミは150㎏以上❢ まったくもってよく頑張りました(素晴らしかったのは、スマホ持ちこみOKにもかかわらず海岸では誰一人スマホいじりをしなかったこと)。
回収物の仕分け作業には町の教育委員会も参加し、夕方までに無事終了。予想はしていたものの、ダントツでプラスチック製品が目立ちました。容器類はもちろんなのですが、特筆すべきはロープとネット。重量、頻度、いずれもとびぬけており、生物も人間も安心して暮らせる海に戻すには、この難敵をどうにかする必要がありそうです(動画あり)。
さて、これからが学びの本番です。プラスチック・プラネット全体を救うにはまだ力不足ですが、白糠町を廃プラスチックタウンにしない方法なら何とかできるかもしれません。ボランティア活動に徹するもよし、新たなビジネスモデルを考えるもよし、行動経済学を活用して人の行動を変えていくもよし。残念な現実から何を生み出すか、生徒たちの発想に期待しましょう。